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古代民間住宅博覧苑

通りには、古寺や民家が整然と立ち並んでいる。古い民家や老舗の屋号が至るところで目に入ったが、多くの人が今も住み続けているという。修復された一部の住居は博物館になっている。参観するのももちろん可能だ。晋商のふるさと・平遥の民家や商店、大邸宅の建築は、格式が高い。その多くは「二進院」(中庭が前後に二つある家屋)、または「一進院」で、レンガの壁に瓦屋根を配した四合院(東西南北の四棟で庭を囲む中国北方特有の住宅)の様式を取り入れている。
財力のあった商人の邸宅は「三進院」が多く、小庭園を東西に一つずつ持つ家もある。三進院など「多進院」には、通り抜けることができる広間や、屋根の部分に彫刻を施した門などがあり、室内は広くゆったりしている。
母屋の多くは窰洞(洞窟式の住居)式の建物で、二階建てになっている。一階は、渡り廊下と柱からなり、見た目にも美しく、頑丈につくられている。
現在、古城に残る四合院は3797カ所。そのほとんどは保存状態がよく、歴史的価値のあるものも400あまりに上るという。
文化保護のため、城内は昼間、自動車の進入が禁じられている。しかし観光客用に、バッテリー式自動車や人力三輪車が準備されているので心配はいらない。
平遥の人々は、心温かく客好きだと言われる。多くの家々で遠来の客を迎え入れるほか、誰しもがベテランガイドになることができる。祝祭日や週末になると、山西なまりで観光客を呼び込む彼らが目に入るだろう。